ドライブレコーダーの義務化はいつから?


「一般自動車にドライブレコーダーの後方カメラの装着義務化が発表された」と話題になっています。
いつから義務化なの?自分が持っている車にも、つけなくてないけないの?
色々心配になりますよね。なぜ義務化なのか、罰則はあるのか、中古車はどうなるのかを調べた結果をご報告します。

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ドライブレコーダーの何がいつから義務化されたのか?

 ドライブレコーダが義務化と言われて、いつそんなことがと驚きますよね。でも、義務化されたのは「後退時車両直後確認装置に係る基準」です。
規則導入の理由は国土交通省によれば「後退時車両直後確認装置に係る協定規則(第158号)に関する国際基準等を国内の保安基準に導入するため、所要の法令等の整備を行います」ということです。

 具体的には「車両後退時における事故を防止するために、車両直後を確認できる後退時車両直後確認装置(バックカメラ、検知システム又はミラー)を、自動車に備えなければならない」ということです。

 いつからというと、2022年5月以降に発売される新モデル車、現在発売されている現状モデル車(継続車)は2024年5月から適用されます。
 中古車への装着は義務化されていません。ということで、新車への装着義務化でした。

 目的は、車を後退させたときに、死角に入った子供に気づかず轢いてしまう悲惨な事故をなくすため義務化です。

後退時車両直後確認装置とはどんな装置でしょうか?

ドラレコじゃだめなのと思うかもしれませんが、後退時車両直後確認装置は、次のような基準が定められています。
基準の適用範囲

  • 自動車
    除外されるのは、二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車、被牽引自動車並びに後退時車両直後確認装置を備えることができないものとして告示で定める自動車を除く。
  • 後退時車両直後確認装置の主な要件
    • 車両直後のエリア内の障害物を確認できること。
  • 車両直後のエリア内の障害物を確認できること。
  • 確認手段はカメラ、検知システム又はミラーによること。※
    • 検知システムのみで障害物を確認する場合は、確認範囲が一部異なる。
    • ただし、一部の車種については、目視のみ又は目視とミラーの組み合わせにより確認できれば良い。また、一定条件の下において、確認手段を組み合わせることも可能。

 カメラ、検知システムまたはミラーなどで、車の後端から後方3.5mまでを車幅の範囲のわたって障害物が確認できないといけません。
 障害物は地面から0.8mの高さの棒が9本配置されていますので、これがドラレコの場合バックカメラで確認できる必要があります。

 ドライブレコーダーではなく、従来からあるバックカメラの設置がすべての新車に義務付けられたというのが真相です。目的は車をバックさせるときの事故を防止するためです。ドライブレコーダーは車が前進しているときに役立つものなので、使用目的が違うんですね。

 そうは言っても、ドライブレコーダーのリアカメラは、バックカメラの役目を果たせないでしょうか。

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ドライブレコーダーのリアカメラはバックカメラとして使えるか?

ドラレコのリアカメラを車のリアガラスに設置した場合

 左の図はドライブレコーダーコムテックZDR035 のリアカメラの視野角です。
対角168°の視野があるので、横方向の視野に問題はないようです。
 問題は後方0.3mから3.5mに配置された高さ0.8mのポールを確認できるかです。

 左の映像はドライブレコーダー・コムテックZDR035 のリアカメラをリアガラスに設置して撮影した映像です。
 この映像から判断すると、車の 後方0.3mから3.5mに配置された高さ0.8mのポールを確認するのは困難だと思います。
 特に、車の直後のポールの確認はできないでしょう。

ドラレコのリアカメラを車のナンバープレート付近に設置した場合

 リアカメラをリアガラスに取り付けた場合は、車の後方直ぐ側の背の低い物体を検出するのが難しいので、ナンバープレートの近くに設置した場合はどうなのをを調べてみます。
 

車の後方0.3mのポールはリアカメラの視野に入るか?

 左の図の緑のラインはドラレコのリアカメラを設置した車の後端です。
オレンジのラインはリアカメラの視野角です。視野角は168°で、車の後端からは6°の角度になっています。
 図からわかるように車の後ろ0.3mのところに置かれた高さ0.8mのポールは、カメラの視野に入ります。これを、計算で確かめると次のようになります。
 車の車幅を1.8mとして、カメラを車の幅のセンターに設置したとします。その時の車の幅いっぱいのところで見える位置は、コルマの後端から、0.095m=(1.8m/2)*tan(6°) になりますです。
 
 

ナンバープレートの近くにリアカメラを設置する場合の問題点

ドラレコのリアカメラをナンバープレートの近くに設置すると、夜間に後続車のヘッドライトが眩しくて運転しにくくなります。また、雨の日はカメラについて水滴で、後方の確認が困難になり余す。

ドラレコのリアカメラをナンバープレートの近くに設置すると、夜間に後続車のヘッドライトが眩しくて運転しにくくなります。また、雨の日はカメラについて水滴で、後方の確認が困難になり余す。

まとめ

 ドラレコが義務化されたという話が聞こえてきたので調べてみましたが、義務化されたのは、車をバックさせてときに起きる事故を防ぐための装置の義務化でした。
 義務化されたのは「後退時車両直後確認装置に係る基準」で、2022年5月以降に発売される新モデル車に適用されています。現状モデルの新車は2024年5月から、設置が義務付けられます。
  中古車についての義務化はありません。

 

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